LifeFilm Case 07
50歳|高校の美術教員|東京・世田谷
子どもたちがまだ幼いうちに、
父親として働く姿を。
かつて自分が学んだ学校へ
美術教員として戻った男性。
そこで過ごす姿を子どもたちへ残すために、
放課後の美術室を記録しました。
※実際に製作したLifeFilmの一部を抜粋したものです。
このLifeFilmで記録したもの
父親の仕事姿
教室に立つ姿
放課後の美術室
絵を描く時間
子どもに残す今の姿
このような節目に
子どもが幼いうちに
父親の仕事姿を残したい
家族に働く姿を見せたい
子どもたちに、
父親として働く姿を
撮影のきっかけは、
ラーメン店主のLifeFilmを見たことでした。
古い振り子時計が時を刻み、
店主は大きな寸胴を火にかける。
小学生の子どもたちに、
自分がまだ若いうちの仕事場と、
そこで働く姿を残しておきたい。
仕事に悩みながら、
ようやく辿り着いた今の職場だからこそ、
いつか子どもたちに見てもらいたい。
その思いから、
この撮影が始まりました。
描くことを続けてきた時間
若い頃から、
絵を描き続けてきました。
大学を卒業したあとも、
さまざまな仕事を経験しながら、
描くことは手放さずにきました。
時を経て、
かつて自分が学んだ学校へ、
美術教員として戻ることになります。
「僕は美術家としてどうしても
絵を続けたかったんですよね」
「でも、絵を描く時間ってなかなかもらえなくて
いろんな職場を転々としました」
その言葉には、
今の仕事に辿り着くまでの時間が
込められているように感じられました。
今の美術室に立つ姿は、
ただの職場の記録ではなく、
そこへ辿り着くまでの時間の記録でもありました。
放課後の美術室で
チャイムが鳴り、
廊下から下校する生徒たちの声が聞こえる。
傾いた陽が差し込む美術室で、
彼は真っ白なキャンバスを
しばらく黙って見つめていました。
絵の具を混ぜ、
新しく生まれた色を確かめる。
そして、
一気にナイフを走らせました。
教える場所であり、
自身が制作を続ける場所でもある美術室。
そこに立つ、
普段通りの姿を撮影しました。
映像が届いたあと
映像が届いたあと
完成した映像を見た本人は、
こう話してくれました。
「めちゃくちゃ恥ずかしいです」
「自画像で自分を描いたことはあるけれど、
自分の語りが入ると、とてもリアルで」
自分では普段見ることのない、
仕事場に立つ自分の姿を、
本人も初めて映像の中で見つめました。
子どもたちがまだ幼いうちに、
父親として働く姿を残す
家族と暮らしていても、
仕事をしている姿を見てもらう機会は、
意外と多くありません。
どのような場所に立ち、
何を考えながら働き、
どのような時間を過ごしているのか。
今はまだ幼い子どもたちも、
いつか父親の仕事や生き方を
知りたいと思う日が来るかもしれません。
LifeFilmとして記録できるかどうか、
まずは短くお話を伺います。
撮影を決めていなくても問題ありません。